社会が発展していくためには、多様性が不可欠です。多様性は新しい視点をもたらし、それがイノベーションの基盤になります。これは社会全体と、成功を目指す企業の両方に当てはまります。SVL では、女性従業員の地位向上に努め、その新鮮な視点がビジネスのあらゆるレベルに価値をもたらすことを認識しています。ジェンダー平等と尊重は、より良い未来へのビジョンに不可欠な要素であり、持続可能な開発目標(SDGs)を推進するという当社の使命とも合致しています。私たちは、他の企業や日本全体がこのような取り組みを行うよう影響を与えることができればと思っています。
では、実際にはどのようなことが行われているのでしょうか。
例えば、私たちのトラックドライバーは、単に女性ドライバーを雇用しているだけでなく、業界で最も高い女性ドライバーの比率を誇っています。これは、平等への継続的な取り組みの証拠であるだけでなく、女性スタッフを継続的にサポートしている証でもあります。
継続的なフィードバックと路上でのユニークな労働環境での経験のおかげで、私たちは女性ドライバーのニーズにより適した一連の車両のアップグレードを計画しています。私たちのビジネスを豊かにしてくれる女性たちをサポートすることは、SVLにとって非常に光栄なことです。
トラックのデザインを変えましょう!
女性従業員から大変多くの情報が寄せられ、これらの改善を実行することになりました。まず、お弁当などの軽食が保存できるミニ冷蔵庫をトラックに搭載する予定です。女性は道の駅等で食事をとるよりも、自分でお弁当を持参するのが好きな方が多いと分かりました。ミニ冷蔵庫を付け加えれば、女性が利用しやすくなるでしょう。
また、運転は体力を消耗する仕事となっています。2024年の規制で予定されている数時間に及ぶトラックの運転では、同じ姿勢で座っていることがドライバーにとって非常に不快になる可能性があります。そこで、腰椎へのサポートを強化し、高さの調節ができるシートに変更する予定です。
また、包括性と快適性をテーマとして、従業員には、シフト中に女性用ヘルスケア製品を簡単に利用できるようにしたいと考えています。
道の向こう側
トラックのアップグレードだけでなく、私たちは、女性が同一労働同一賃金で、キャリアアップの機会を公平に得られる企業であることも誇りとしています。
また、女性ドライバーの中には、育児や家庭との両立が必要な方もいるため、フレックスタイム制を導入し、女性ドライバーのニーズを優先した勤務体系を構築し、シフトや配属ルートを最適化するよう支援しています。
セクシャルハラスメントに関しては、ゼロ・トレランス・ポリシーを採用し、新入社員にはルールの概要を説明する講習を義務付けています。SVLでは、すべての従業員が安心して自分らしく働ける環境づくりに努めています。
女性社員が力を得て、前向きな環境で包括的に働けるよう、継続的に進化していくことが私たちの目標です。