SVLの核心に迫る

7月 29日 2021

今回のブログでは、私たちSVL社員の原動力となっているものは何か、何が私たちを突き動かしているか、をご紹介したいと思います。透明性は、非常に重要な私たちの信念です。そして私たちが社内で実践しているメソッドをお客様と共有することは、私たちとクライアントのみなさま、お客様、そしてパートナーとの間に、調和と信頼を生み出す良い方法だと私たちは考えています。

最新のビデオリリースで、共同設立者である中沢辰彦とグレン・ウッドがSVLについて語っています。私たちがどのように物流業界に変革をもたらしているのか、そしてどのようにして私たちが社員を会社と企業理念の中核に据えているかについて、じっくりとお聞きください。

SVLは、「e²(比類なき効率性 / エクストラオーディナリー・エフィシェンシー)」を通じて、国内外の物流業界に変革をもたらすことを目指しています。我が社の中核をなす指針は、効率性、持続可能性、環境への配慮で、グローバルに展開する中、私たちは国内の物流業界においてこれらの要素をリードしています。また、利益は幸せな人々によってもたらされること、そして、我が社のビジネスの中核は社員であり、最終的にビジネスを前進させるナビゲーターは彼らであることを、私たちは確信しています。倫理的商慣習の遵守と強力なコーポレート・ガバナンスもまた、私たちの行動の中心規範です。

ではここでもう少し掘り下げて、私たちSVL社員の、日々の仕事ぶりの一例をご紹介しましょう。

私たちは物流企業として、サプライチェーンを扱っています。しかし、サプライチェーンとはいったい何でしょうか?例えば、新鮮な野菜を畑から加工センターまで輸送する場合を考えてみましょう。この場合、通常約30%が廃棄物となります。世界中の多くの地域、特に日本では、この廃棄物の処理に莫大なコストがかかります。しかし、多くの企業は他の選択肢を検討しようともせず、これを捨ててしまうことを選択します。非効率の典型的な例ですね。

ここで登場するのがSVLです。私たちはこのような場合に、より持続可能で安価な選択肢を提供しています。対象が野菜の場合、加工センターから野菜を引き取り、廃棄物をリサイクルマシン(バイオビン)で処理した後、効果の高い有機肥料として畑に戻します。このようにすれば、完璧で超効率的な循環型経済が出来上がるのです。このプロセスは、従来の無駄が多く「もったいない」代替案よりはるかに低コストです。

私たちは、すべてのオペレーションを最適化し、持続可能性を高めるための方法を常に模索しています。その一つが、私たちが開発した「ダイナテック/ DYNATEC™」と呼ばれるプロセスです。様々な製品は、それぞれ最適な温度で保管されています。一般的なトラックは一定の平均的な温度に設定されていますが、多くの場合、トラックの前方と後方では温度が大きく異なることがあります。例えば、レタスとバナナでは保管温度が全く違うため、注意を怠るとバナナは半分凍り、レタスは腐ってしまいます。このように、厳格な温度管理の未徹底は、多くの無駄を生み出します。

しかし、弊社のダイナテック / DYNATEC™トラックは、複数の温度環境に対応した精密な温度制御が可能で、特殊な条件の貨物輸送に最適です。これによって私たちは、お客様の廃棄物とコストを削減しています。このようなサービスは、競合他社にはまだ提供できません。

持続可能な経営の実践は、世界中でビジネスを成功させるための礎となっています。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」は、まもなく真剣に企業活動を行う会社にとっての必須条件となるでしょう。これには、ダイバーシティ、インクルージョン、組織内における女性リーダーの活躍も含まれると私たちは考えています。従業員が幸せな会社は、間違いなく成功するのです。社員が会社のファンでなければ、お客様に会社の大ファンになってもらうなんて無理ですよね?

創業以来、SVLは「家族第一」という信念を企業理念の中核に据えています。休暇や産休・育休取得のしやすさや、厳格なハラスメント防止策の導入などによって、SVLはバランスのとれた、収益性と社会的意識の高いビジネスを創造する推進役を担っています。