新型コロナウィルス感染症は、個人や企業が日常生活の送り方や業務の見直しを強いられるなど、世界中の人々の生活に影響を与え続けています。
新型コロナウィルスがお客様や私たちのビジネスに与える影響は、ここSVLにおいても決して他人事ではありません。本日は、新型コロナウィルスが物流業界にもたらした短期的および長期的な変化をご紹介します。
SVLは設立当初から、持続可能な物流サービスを提供することで、日々変化するお客様のニーズに応え続けるにはどうしたらよいかを、常に考えてきました。
私たちが「e2(非凡な効率性)」と呼んでいる持続可能なサプライチェーンは、私たちスマートビジョン・ロジスティクスの専門家チームが構築し、二酸化炭素の排出量を削減しながらESG投資の要求を満たして、SDGsを達成するものです。しかもこのサービスを低価格でお客様にご提供しています。
世界中で日本の食品業界ほど新型コロナウィルスの影響を感じている業界はないでしょう。コロナ禍で閉店したレストランの数は、現時点ですでに2008年のリーマンショック時より1.9倍も増加しています [日経]。
新型コロナウイルスの蔓延は、SVLのような物流業者に大きく依存する外食産業に、多大な影響を与えていると言っても過言ではありません。
そのため、私たちはこの厳しい環境にビジネスモデルを適応させるため、大きな努力を払ってきました。消費者のニーズに合わせてドライブスルーや宅配、またはテイクアウトを行うレストランと行わないレストランとの間では、当然のごとく前者の物流需要が大きくなっています。
同様に、パンデミック時には地域の柱となるスーパーマーケットでも、オンライン注文や食料品配達サービスを提供する一方で、ミールキットのようなトレンドにも素早く対応するなど (オイシックス等の食材プロバイダーに対抗して)、ますます競争が激しくなっています。この災厄に対してよりいっそう柔軟に適応した者が、コロナ収束後に勝者となることは、まず間違いないでしょう。
このような状況下においても、SVLはお客様のために尽力し、市場や経済がどのように変化しても、お客様の物流ニーズに柔軟に対応することを目指し続けています。
先を見据え、業界をリードする
また、私たちの業界ではコストも上昇しています。より良い衛生管理と、ドライバーを守るためのより厳格な手続きが必要となるため、配達時間が少し延びる場合があるからです。私たちは、ドライバーを家族のように大切にしています。パンデミックの間、疲れをものともせずに働いてくれる、この知られざるヒーローたちは、経済を動かすために不可欠なキーワーカーと言えるでしょう。
SVLは、持続可能なロジスティクス、コスト削減、廃棄物ゼロに焦点を当てているため、コスト変動に直面するお客様へのサポート体制は万全です。DYNATECのような温度制御技術を駆使したフルキャパシティのトラックの運行や、循環型経済の活用(バイオビンの導入など)により、業界の混乱や不確実性が高まる環境の中でも、私たちはお客様のためにコストを抑えることができるのです。
では、雇用に関してはどうでしょうか?
全国的にトラックドライバーが不足する中で事業を展開して優秀な人材を確保するには、これまで以上に採用活動に熱心に取り組み、競争力を高める必要があります。他方、ESG (環境・社会・ガバナンス) の力が私たちの強い味方になってくれます。ESGの原則に取り組む企業には、資本や人材が配分されるからです。
コロワイドの大戸屋ホールディングス買収劇でも見られたように、日本の食品業界もM&Aと無縁ではありません。この買収劇は、コロナ禍の世界で生き残るためには、調理やサプライチェーン・ロジスティクスの効率化が必要であることを示唆しています。
しかしM&Aも、ESGの影響を強く受ける可能性があります。
新しい革新的ビジネスに資金が流入すれば、若い急成長中の企業に、失敗した古い企業を買収するだけで短期間に規模を拡大する道を開きます。古い既存企業に後継者がいない場合 (日本ではよくあるケース)、倒産を回避して最終的に雇用を守ることができます。
SVLは、SDGsやESGに対する世界的な理解を深めることで、こうした成果を促進することを目指しています。これは、コロナ後の世界ではかつてないほど重要なことなのです。
私たちは、持続可能なロジスティクスに注力することで、より良い未来に向けて努力を続け、私たち自身、お客様、そして日本や世界のすべての人々のために、より質の高い生活を実現していきます。