持続可能性を維持する2021年

12月 26日 2024

2021年を迎え、これから始まる一年に向けてSVLでは社員全員が活力に満ち、ワクワクしています。ご承知のように、持続可能性は私たちのアジェンダ、そして企業理念の最上位にあります。実際、SVLの目標は、持続可能なサプライチェーン、持続可能な物流、持続可能なESG(国連のSDGsに関連する環境、社会、企業統治の持続可能性)の実践に焦点を当てた、完全に持続可能なビジネスモデルを体現することにあります。

SVLは日本における食品リサイクル事業をリードしています。食品・物流業界では、日々膨大な量の廃棄物が発生しています。例えば、レタスの配送を考えてみましょう。レタスは農家から物流会社の空トラックで集荷され、加工センターまで直接運ばれます。この過程で、レタスの約20~30%が廃棄物となります。この廃棄物は一般的に、1キロ30円のコストで燃えるゴミとして処理されます。その後、物流会社が新たにやって来て、包装されたサラダを八百屋やレストラン、コンビニエンスストアなどに運びます。ここでさらに1割のレタスが売れ残り、再び可燃ゴミとして処分されます。このような直線的なプロセスは、消費者にとってコストが高く、燃料費は2倍以上、CO2排出量は循環型プロセスに比べて3倍にもなります。ここでSVLの出番なのです。

まずご注目頂きたいのが、空のトラックを走らせないことが私たちの目標だということです。野菜は農家から集荷し、廃棄物が出る現場にはすべて、生ごみを処理するためのバイオ容器を設置して、ダンボールもリサイクルしています。そのため、加工工場で発生する20%の野菜廃棄物は、今では直接バイオ容器に投入されています。つまり、かつて20~30%の廃棄物だったものが、今では付加価値のある新しい製品に生まれ変わっているのです。24時間以内に、この廃棄物は肥料に還元され、二次発酵工程を経て畑に戻されます。同様に、スーパーや小売店で発生した廃棄物は、帰路のトラックに載せられ、バイオ容器でリサイクルされて畑に戻ります。この肥料で育てられた野菜は丈夫で病気に強く、栄養価も高いのです。またこの肥料は、数十億個の善玉菌を含み、化学薬品も使用していません。この肥料の詳細については、下記の「Ignite Sendai Startup」のビデオをご覧ください。

最後に、弊社の最高財務責任者のグレン・ウッドが、SDGs(国連の持続可能な開発目標)とディープテクノロジーをテーマにしたジャパン・ハッカソンで、パネルの一員として登壇することをお知らせします。SVLにとって、コミュニティや業界のイベントに参加し、弊社の持続可能性についての発見を紹介したり、そのノウハウをパートナーや彼らのお客さまと共有することは、不可欠なのです。